Contents
トランスファーワイズに出資しているリチャード・ブランソン
両替手数料が世界一安いトランスファーワイズ(TransferWise)に出資(ビジネスを助けるための資金援助)をしているサー・リチャード・チャールズ・ニコラス・ブランソン(Sir Richard Charles Nicholas Branson)は、イギリスで最も有名な経営者で、ジェームズ・ボンドが活躍する映画「007 カジノ ロワイヤル」にも登場しています。
卓越した先見性で数々のビジネスを成功させた経歴を持つ
リチャード・ブランソン氏は、徹底した顧客目線を武器に、業界の古い常識や慣習を次々と打ち破ることで、経営するヴァージングループを世界でも有数のコングロマリット企業へと成長させた世界的に有名な経営者です。ヨーロッパやオセアニア、もちろん東京でも就航するヴァージングループの航空会社は、海外旅行に行く方であれば空港で見かけたこともあるのではないでしょうか?
尾翼のロゴマークが印象的なヴァージン・アトランティックのボーイング747-400型機
F1ドライバーの佐藤琢磨の初期スポンサーとしても知られる
カーレースの最高峰F1の登竜門として知られるイギリスF3(フォーミュラ3)に佐藤琢磨氏が挑戦した時、スポンサーとして名乗りを上げたのがリチャード・ブランソン氏でした。
佐藤琢磨氏はその後F3の頂点に輝き、F1へ参戦します。リチャード・ブランソン氏がいなければ、日本人最速のドライバーは誕生しなかったかもしれません。
ビジネスの古い常識や慣習を打ち破る先見性
1973年に、セックス・ピストルズなどの人気バンドが所属するヴァージン・レコードを立ち上げたのを皮切りに、業界の古い常識や慣習を打ち破ることでヴァージングループを世界的なコングロマリットへと成長させました。
特に航空産業では業界の風雲児として知られ、世界で初めてエコノミークラスへのシート内蔵テレビや、機内でのマッサージサービスなどを導入し、徹底した顧客サービスを売りにして、航空産業に革命をもたらしました。
現在、私たちが航空機内でエコノミークラスのシートに座った時、目の前にシート内蔵テレビが常設されているのはリチャード・ブランソン氏のおかげということですね。
世界的な名経営者として多くの書籍が出版されている
リチャード・ブランソン氏は子供の頃、学校の勉強についていけずに落第生の烙印を押されていた時期がありました。それでも世界的な名経営者になれたのは、彼がビジネスや物事に対して強い情熱を持って取り組んできた結果です。そんなリチャード・ブランソン氏の物語は、多くの書籍として世界中で出版されています。
![]() |
ライク・ア・ヴァージン ビジネススクールでは教えてくれない成功哲学
リチャード・ブランソン 日経BP社 2013-06-20
|
トランスファーワイズに2500万ドル(約25億円)を出資
リチャード・ブランソン氏がトランスファーワイズ(TransferWise)に出資した理由は明白です。
銀行を利用した海外送金サービスや、空港や街中にある両替所には独自の為替レート(裏レートとも呼ばれる)が上乗せされています。その独自の為替レートがあるために、銀行や両替所は莫大な利益を上げることができるのです。
リチャード・ブランソン氏がトランスファーワイズ(TransferWise)の創業者2人の起業目的、「世界中の人々が誰でも安全に、そして公正な両替手数料で資金のやりとりができること」に共感したのは言うまでもありません。顧客目線で価値のあるビジネスを提供することを、リチャード・ブランソン氏はビジネスにおいて最も重要視しているからです。
私たちがトランスファーワイズを利用することで、世界の常識が変わる
リチャード・ブランソン氏が業界の古い常識や慣習を打破してきたように、私たちがトランスファーワイズを利用することで、銀行や両替所などの裏レート(独自為替レート)を使用して利益を上げている企業は、その古い慣習を変えざるを得なくなります。
あなたも高い手数料を払ってまで、銀行や両替所の利益に貢献したいとは思いませんよね?
私たちが行動を起こすことで、銀行や両替所がいままで得ていた過剰な利益を、私たち自身に還元することができるようになるのです。
もしあなたの周りの友人や家族などの大切な人たちが、未だに銀行や両替所に法外な手数料を支払っているのなら、ぜひトランスファーワイズの存在を教えてあげてください。
そうすることで、私たち消費者が不当な手数料を支払うことなく、快適で住みやすい世界になることでしょう。
次ページ>>>トランスファーワイズに出資するピーター・ティール氏ってどんな人?